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韓国でのオフィス探し

いざ、韓国へ現地法人設立や海外支店、または事務所を構えようと決めた際、最初のステップは不動産を抑えることが重要です。
外国人投資企業申告を行う際に、韓国での会社の所在地が必要となるため、まずは韓国での所在地の確定(=不動産賃貸契約)が必要となり、つまりは何よりもまずは不動産契約を締結することになります。
今回は韓国進出の第一ステップともいえる不動産契約について、注目してみようと思います。

韓国でのオフィスの種類

まずは韓国でのオフィスの種類についてご紹介します。

オフィスビル

日本人にとっては一番イメージしやすいオフィスがオフィスビルではないかと思います。
企業が事業目的に利用するビルです。
契約の際には一般的に高額な保証金が必要となります。
また契約期間も年単位だったりと長く、オフィスの空間以外の机やイスなどの設備も1から準備が必要となり、韓国進出に挑戦してみようと考えている企業にとってはハードルが高いのではないかと思われます。

オフィステル

オフィステルはオフィス+ホテルの合成語です。
その名の通りオフィスとしても居住空間としても2つの特徴を備えており、日本人にとっては馴染みがあまりないイメージしにくい建物かもしれないですね。
事務所又は住居としての利用が可能で、各戸にトイレ・シャワー・流し台が備えついていています。
オフィステルは建築法でバスタブの設置が禁止されており、シャワーブースのみとなっています。
ワンルームマンションのようにイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
オフィスとして利用するよりも居住用として利用している方が多いです。

レンタルオフィス

レンタルオフィスは賃貸契約でオフィスを借りるよりも低予算で借りることができるオフィスです。
賃貸オフィスを借りる時は、敷金・礼金・更新料などがかかる賃貸契約を結びますが、レンタルオフィスはサービス利用契約になるため、敷金・礼金・更新料などがなく初期費用を安く済ませることが出来ます。
韓国進出を検討されている企業のスタートアップとしてはレンタルオフィスの利用がおすすめと言えます。
次にレンタルオフィスの特徴やメリットなどを詳しく見てみようと思います。

レンタルオフィスとは

特徴

大きな特徴は保証金がない点です。
韓国で賃貸契約を結ぶ際には一般的に高額な保証金が必要となります。
海外進出を検討している企業にとってはスタートアップ資金は貴重で、賃貸のために高額な投資はしたくないのが本音ではないでしょうか。
業務を始めるために必要な机やイス、ネット環境なども装備されており、必要によって会議室などを利用することもできます。
また、レンタルオフィスは立地が良い場所に多く存在します。
一般的な賃貸契約の場合では手が出せないような利便性の良い人気のエリアにあるのも魅力の一つだと言えます。
契約も月単位でできる場合がほとんどのため、海外での事業が軌道に乗るまでの一時的なオフィスとして利用される場合も多いです。

メリット

レンタルオフィスのメリットは多々あります。
特に韓国進出の手始めとしてのメリットは大きいと言えます。

1.初期費用が抑えられる
初期費用が安く抑えられることが一番のメリットだと言えます。
たとえば、オフィスビルやオフィステルのような貸事務所だと初期費用(敷金・礼金・保証金など)として6ヶ月~12ヶ月分の賃料を支払わなければならないところが多く、あらかじめ多額の資金を準備する必要があります。
特に韓国は保証金が非常に高額です。
レンタルオフィスの場合は保証金などの初期費用が抑えられるという点が魅力的です。

2.オフィス家具・内装が完備
レンタルオフィスは業務に必要なオフィス家具やOA機器などの備品はもちろん内装も完備されています。
そのため机やイスといった備品をそろえる必要や内装工事をする必要がなく、購入費用が抑えられるとともに、時間のコスト削減も望めます。

3.立地の良さ
レンタルオフィスの多くは利便性の良い主要駅の近くにあり、ビジネスがしやすい環境の中で働くことができます。
特に慣れない海外での業務においては利便性の良さは非常に重要だと言えます。

4.便利な空間
レンタルオフィスは小人用オフィスから大人数に対応できるものまで、オフィスの大きさは様々です。
事業の進捗によって最適なオフィスを選択でき、無駄なスペースがなく済む点もメリットと言えます。
また、会議室やミーティングスペースなどを必要によって使うことができ、便利だと言えます。

デメリット

1.プライバシー
レンタルオフィスには、様々な種類がありますが、企業同士の空間が区切られていない形のオフィスもあります。
話し声が丸聞こえになってしまうため集中しにくかったり、情報管理が難しかったりする点があります。

2.改装できない
レンタルオフィスはあくまで、レンタルです。
自分の好きなように改装することや、家具を入れ替えることもできません。また、スペースも限られているため、広い在庫スペースが必要なビジネスには向いていません。

レンタルオフィスの種類

個室・専用

一般的なレンタルオフィスのサービス利用形態で、サービスオフィスともいい、人数に合わせてオフィス空間と机や椅子などの設備を専有できるタイプです。
必要なオフィスの設備が予め用意されており、個室でセキュリティも確保される上、入居したらすぐに仕事ができるのが魅力です。
会議室や受付、オフィス機器が共有の物件もあり、ワークスタイルや規模、予算に応じて様々な選択が可能です。

シェアオフィス

シェアオフィスとは、自社だけではない複数の利用者がフリーアドレス形式で使用するものです。
サービスオフィスが個別の占有スペースがあるのに対し、シェアオフィスには基本的にはありません。
安価で利用でき、仕事場として高い機能を持ちます。

コワーキングプレース

シェアオフィスと似ており、明確な線引きはありませんが、シェアオフィスがどちらかというと作業の場であるのに対し、コワーキングスペースは利用者同士が交流を図り、コミュニティを形成することでビジネスを後押しすることができる特徴があります。
コワーキングスペースは企業や事業の規模に関わらず、コミュニティを形成したい人、新しい事業・アイディアを創造しビジネスに活かしたい人に向いているといえます。
韓国進出において情報交換の場としても有益ではないかと思います。

時間貸し

1日に数時間、毎週特定の日に数時間など、時間単位で必要なときに無駄なく利用できるタイプでその手軽さが特徴と言えます。
決まった時間に自分だけのワークスペースがほしい方や一時的にリモートオフィス、サテライトオフィスを持ちたい企業に最適です。
韓国進出を考えている企業にはあまり向かないかと思いますが、時間単位で利用でき、とても手軽な方法と言えます。

スムーズな第一ステップのために

韓国でのオフィス形態についてまとめました。
日本国内でも賃貸契約はとても複雑だったり手間がかかるものです。
ましてや外国となると手続きも日本と違ったりと考えただけでも頭が痛くあってしまうこともあるのでないでしょうか。
韓国進出の第一歩であるオフィスの所在地の確保でつまづいてしまっては元も子もありませんよね。
スムーズに所在地を確保することは、今後の事業展開に向けてとても重要なことだと言えます。
弊社では規模や予算などご希望に合った韓国でのオフィスをご紹介させていただき、韓国進出の第一ステップを応援させていただきます。
オフィスだけでなく、現地で働く従業員様の住居も併せてご提案させていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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